ホルコンとは

ブランド名
「ホルコン」
とは
1930年代(昭和初期)創業者の髙野益夫は粉石けん製造会社で研究者として勤務しました。
戦争がはじまり1944年(昭和19年)第二次世界大戦末期は日本軍兵士として、南国マリアナ諸島のロタ島に日本兵として従軍していました。
その年サイパン島にアメリカ軍が上陸、日本軍との激しい戦闘となり、7月7日に守備隊は玉砕し占領され、多くの日本兵や住民の日本人が犠牲となりました。
小さなロタ島は運良く戦闘に合いませんでしたが、アメリカ軍に占領され、その後グアム島で捕虜となりグアム空港建設整備に加担しました。
当時日本では主に固形石けんや粉石けんを使用し頭髪も体も洗う時代でしたが、グアムの捕虜生活はアメリカ式で、既に液体のシャンプーを使い頭髪を洗う事を知りました。
これはビジネスになると確信し、捕虜生活が終わり帰国後すぐに勤務先の一角を間借りして液体シャンプーの研究開発を始めました。
その後、勤務先の仕事とは競合しないことを確認し、独立を果たしたことが創業のきっかけでした。

弊社の登録商標でもある「ホルコン」は、元は名字の髙野のタカから捩り→鷹→隼→「FALCON/ファルコン」とグアム捕虜経験時の英語から発想を得て名付けました。
しかし、昭和20年代の日本ではまだ英語発音に馴染みがなく、「ファルコン」の「ファ」が上手く発音出来ない人々が多い時代でした。
正式商標名「ファルコン」シャンプーですと言って回りましたが、皆さん上手く言えず「ファルコン」が「ホルコン」となり、お得意様にも「ホルコンさん、ホルコンさん」と呼ばれ、それが定着し現在もその名残が業界に広く残っています。
したがって弊社の登録商標は現在も「ファルコン」と「ホルコン」両方とも健在となっています。
創業当時の
営業車